十一月。気づけば今年もあと一ヶ月と少し。札幌の版画家 “北村太” さんのカレンダーがMINGのラインナップに加わりました。北村さんとはもう何年も前に知り合っていたのですが、恥ずかしながら版画家さんとしての活動を知ったのはつい最近の事。立ち寄るお店や知人の投稿などで度々目にするなぜか気になるその作風。作家さんのお名前、そして札幌の方とお聞きして、まさかまさかと期待と興奮。点と点がつながった瞬間なにか運命的なものを感じ行動に出さずにはいられませんでした。
僕自身、北村さんの存在を知っているからか”らしさ”を感じる部分もあるのですが、きっと北村さんの存在を知らない方でもその作風からは何か感じるものがあると思います。懐かしさ、風情、心地よさ、その雰囲気が醸し出す色。見る人によって色々な感じ方があると思います。是非何を感じたか僕たちに話していただけると嬉しいです。特に僕は十月の鉛筆の先がピーンと鋭く削られていて、オピネールのナイフで自分が気持ち良いと思うところまで削ったんだなと思えるその雰囲気がなんとも好きでした！(本当は受験生に向けたメッセージかもしれませんが..笑)
カレンダーは１年間、毎日のように目にするもので、家の一部になるもの。北村さんのこのカレンダーは絵を飾るみたいに、見れば見るほど新たな発見があったりして、きっと毎日眺めるのが楽しくなるんだろうなあと思います。私はやっぱりつい自分の誕生月がまず気になってしまうんですが、北村さんの作品は切り取る目線がなんだかとても楽しい。私自身北村さんの作品を初めて目にした時、なんだか懐かしさもあり、でも見たことがないワクワクする感じがしてすぐに惹き込まれてしまいました。日付を確認するだけならついつい携帯電話に頼りがちですが、新たな月にめくるときの楽しさや、それが待ち遠しい心、そんな些細な楽しみがある生活がいいなと思うんです。
2022年という新たな年をより豊かに。
FUTOSHI KITAMURA / 2022 CALENDAR
A4サイズ 12枚綴り
価格 税込 ¥1,500
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