COLUMN

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2022.01.06

「MINGのエプロン」Vol.2

1930年代 シャンパーニュ地方のワイン農家たち

私たちMINGのエプロンは全4型でのリリースとなるのですが、全てのモデルに幾つかの共通点があります。本日のコラムでは、それらの解説をお話ししていきます。

MINGのエプロンは、全てのモデルに一風変わった縦長のポケットを採用しています。古き時代のフランスのエプロンにこのポケットが存在するのですが、ワインを製造するワイナリーまたはワイン商人達の間で使われていたものと言われています。私たちはボトルが1本すっぽりと入るボトルポケットの用の美に魅了され、このポケットをアイコンとすることに決めました。

Cotton Twill (Drill) = 私たちが作るエプロンはどれもベーシックなものばかりです。シンプルなデザインを引き立たせる為、素材(生地)選びにも拘りました。メインで使われるコットンツイルは、1863年創業の英国生地メーカーのもので、スーツのメッカとして知られるサヴィルロウで最も多く取り扱われている生地メーカでもあります。現在でもイギリス国内で織られているこちらのコットンツイルは、16ozと一番ウエイトのある生地を使いました。耐久性、経年変化、肌触り、どこを取っても素晴らしいファブリックです。

Cotton Moleskin = フランスのワークウェアを彷彿とさせるコットンモールスキンは、研究熱心な日本人のクラフトマンシップによるもの。ヴィンテージファブリックそのものと言える素材感は経年変化を存分に楽しめることでしょう。また、数年後のリペアなどのことを考え今後も入手可能な素材を選ぶというのも、MINGの拘りです。

Irish Linen = エベレスト登頂を達成したヒラリー卿や、芸術家ピカソも愛用したことで知られる、1846年創業カントリーテイスト溢れるイギリスの生地メーカーによるもの。密度が高く程よい重厚感と品のある光沢は、ヴィンテージのワークドレスの質感に極めて近いと感じました。同じく100年後も大切に扱われ、次の時代に残るものを作るには最適な素材感だと感じました。

私たちMINGの製品には布のブランドタグを付けていません。あくまでブランドとしての所有力ではなく、単純にその物を好きになってもらえるのが理想だと思い、あえて紙素材の製品判別タグのみを付けています。

紙タグは簡単に手で外すことが可能です。ほんの遊び心で付けているⓂ︎のステッチは残すも良し、必要ないと思った場合は遠慮なくこのステッチも取り外してください。 (針穴は1〜2回程度のお洗濯で塞がります)

前回のコラムでもお伝えしたようにMINGオリジナルのエプロンは4型でのリリースとなります。4型もあると迷わせてしまうかもしれませんが、ひとえにエプロンと言ってもその使い方は様々です。できる限り色々な用途やシーンにお応えしたいという想いから4型ご用意しました。

 

次回のコラムに続く…。

(photograph by @tomo_asano)

 

※販売は MING online shop にて今週末1月8日(土) 12:00 からスタート。

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