これは昨年3月、MINGをスタートする時のイメージとして撮った写真。MINGに”エプロン”は欠かせない大切なアイテムとしてこの頃からオリジナル製作は進行していきました。(この写真のエプロンは今回のオリジナルの元になったVintage。)前回もお伝えしましたように、色々な用途やライフスタイルに対応できるようにと4型のエプロンを製作しました。
●Winery Apron(ワイナリーエプロン)
MINGでエプロンを作ろうと考えた時に、一番最初に思い浮かんだのがこのモデル。私たちは以前からエプロンが好きで目に留まったものをコツコツと集めてきたのですが、中でも一番のお気に入りだったのがこのワイナリーエプロンでした!モデル名から察するとおり、その昔フランスのワイン醸造所で作業をする際に使用されていたもの。一見ベーシックな佇まいですが、左右に施された特徴的なポケットは、まさに用の美からなる秀逸なデザインです。
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Cotton Twill (Khaki, Navy) ¥28,600-(intax)
Cotton Moleskin (Black) ¥28,600-(intax)
made in Hokkaido
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胸当て付きのワイナリーエプロンは、胸、胴周りをしっかりと覆い、ある程度の長さがあるのでオールマイティーな作業に向いています。また、肩紐部分はボタンホールに通しお好みの長さで結んでいただくシンプルな作り。男女を問わず様々な背丈の方に使って頂けると思います。そしてこのエプロンの特徴でもある後ろ部分。ウエスト部分は紐で結ぶタイプではなくベルト仕様になっている為、慣れるととてもスムーズな開閉が可能です。ウエストでしっかり固定をすると肩紐(首元)にゆとりができて、肩が凝りにくいです。
●Sommelier Apron(ソムリエエプロン)
ワイナリーエプロンの腰巻タイプ。諸説ありますがその昔、フランスの氷商人達は冬場の売上低下に困り果て、需要のある炭を売り始めたそうです。次第に炭を貯蔵する倉庫が必要になり、倉庫を借りてみたもののスペースが余ってしまいそこでカフェを始めましたが、そのカフェは思いのほか人気が出て、炭作業で使っていた黒い腰巻のエプロンを使い回した。というのが黒いソムリエエプロンの由来だそうです。
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Cotton Twill (Khaki, Navy) ¥24,200-(intax)
Cotton Moleskin (Black) ¥24,200-(intax)
made in Hokkaido
![](http://ming-hokkaido.com/site-image/2022/01/DSC07434-1.jpg)
![](http://ming-hokkaido.com/site-image/2022/01/DSC07373.jpg)
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ワイナリーエプロンと同じくウエストのベルトが特徴的な腰巻タイプは、胸当てが不要なちょっとした作業や、飲食店でのホール作業、靴磨きやガーデニングなどに便利。また付属のボタンを留めれば足捌きもよくなり、かがんだりする作業にも向いています。
●Butcher Apron(ブッチャーエプロン)
1950年代頃に、肉屋または肉の解体作業をする際に使われていたヴィンテージが元となる1着。元となるそれは、生地の効率を考えたのか、両端が縫われた長方形の1枚布に肩紐とウエストの紐がつけられた極めてシンプルなものでした。と同時にその単純なまでの作りに美しさを感じ、このエプロンを採用しました。
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Cotton Twill (Gray, Navy) ¥25,300-(intax)
Cotton Moleskin (Brown) ¥25,300-(intax)
made in Hokkaido
![](http://ming-hokkaido.com/site-image/2022/01/DSC07626.jpg)
![](http://ming-hokkaido.com/site-image/2022/01/6120956C-7C7D-47DE-A47D-14251A63F0F1.jpeg)
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ブッチャーエプロンの特徴でもある”たすき掛け”の作り。これは首に負荷が一切かからないので肩が凝らないのが最大の特徴であり魅力だと思います。MINGでエプロンを作るにあたり様々な業種の方に理想の作業着やエプロンについての声を伺ったのですが、やっぱり一番のネックがエプロンは肩が凝るということ。このブッチャーエプロンにはそういう方がストレスなく付けられるように、という想いも込めました。
●Farmer Apron(ファーマーエプロン)
フランスのファーマー(農婦)達が身につけていたVintageの腰巻エプロンを元にしたエプロン。ワイナリーエプロンと同じくワイン農家で使われていたであろうこのエプロンは、作業着やスモックなどの上から付けられるよう紐で巻き付ける仕様で、その当時のものは目を奪われるほどの細かなギャザーと丁寧な手仕事が目を惹く素晴らしいものでした。ワークウエアと思えないほどの細やかなデザイン性がありつつも、しっかり作業着として耐えうる生地使いに魅了されて製作に至りました。
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Irish Linen (Lt.gray, Brown) ¥41,800-(intax)
made in Hokkaido
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![](http://ming-hokkaido.com/site-image/2022/01/CF3E583D-0C25-461C-A447-832E67B41C27_1_201_a.jpeg)
ファーマーエプロンは、元にしたvintageのような細やかなギャザーと、使い込むほどに魅力を増す素晴らしいリネン生地。このしっかりと目が詰まったタフなアイリッシュリネンは、丈夫でとろみがありながらもぶるんと凹凸感が出てくる風合いの変化も最大の魅力だと思っています。長さがしっかりあるので汚れや埃除けとしてだったり、それから作業用としてだけではなくてラフな日常着の上からさっと腰に巻いて出かけられるようなイメージで製作しました。もちろんポケットは他のモデルと同じボトルポケット。
これらのエプロンの特徴でもあるポケット。使い込んでいくとどうしても破れやすいポケット口は手かがりで補強をしています。初めのコラム(☆)でもお伝えしましたように私たちは「10年20年後も使い続けられるようなモノづくり」を目指しているので、穴が開いたり破れてしまったりした場合には、有料にはなりますがお修理をさせていただきます。
ボロボロになっても手入れをして大事に、そして万が一何かの理由で同じものが必要になった時も買い足す事ができるようにMINGでは定番的にこのエプロンを作り続けていければと思っています。ですのでぜひ道具として沢山使っていただきたいです。
明日、1月8日12時からMING online shop にて販売をスタートします。すでにonline shopで商品詳細はご覧いただけるようになっておりますので、ぜひじっくりご検討くださいませ。
MING online shopはこちらから
→https://minghokkaido.thebase.in
※前回までのMING オリジナルについてのコラム
コラム①「MINGが考える物との付き合い方」について
コラム②「なぜエプロンなのか?」について
コラム③「MINGのプロダクト」について