COLUMN

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2022.01.28

Blicklayerへの道 in N様邸

 

Bricklayer(ブリックレイヤー)って聞いたことありますか?

煉瓦積み職人や煉瓦工のことを指しまして、僕が最初にこの言葉を知ったのは August Sander という写真家の「Face of Our Time」という写真集の中でした。その写真集の中には様々な職業の人たちのポートレイトが載っていて、見るたびにその時代の生活の様子や時代背景が垣間見えるのです。その煉瓦工のポートレイトは特に記憶に残っていて、煉瓦工という職業に少し興味が湧いていたのでした。昨年の秋頃、お客様のN様とお話をしていると新居を建てている最中だそうで、近々セルフでレンガを敷くと聞き、僕の脳裏にはあの男の写真が思い浮かび「へぇ〜いいですねぇ〜やってみたいなぁ〜!」と思わず軽々しくも口に出してしまったのです笑

N様 「えっ?一緒にやってみます??」とお誘い頂き、念願だったレンガ敷体験をさせて頂くことになりました!!

昨年の10月某日。現場に積み上げられたレンガを目の前に、テンションが上がる僕たちMINGチーム。丁度この頃オリジナルエプロンの販売を控えていたということもあり、ここぞとばかりに実用テストを決行!!

まずは、モルタルと砂を混ぜて均等に慣らしていきます。写真では伝わりませんが砂が重い!あの頃の砂遊びのレベルではありません。 開始20分で運動不足の体が悲鳴を上げ始めました笑 因みに僕岩谷が着用しているのがWinery Apronのコットンツイルタイプ。

こちらがいつも大変お世話になっているN様夫妻です!慣らしたモルタルと砂の上に、いよいよレンガを敷いていきます!とっても単純作業に見えるのですが意外と性格が出る作業で、その様子を見てるのがなんとも面白かったり笑

パッカーーン!! 途中、レンガの目地が揃ってしまわないように、様々なサイズのレンガを手作業で用意していきます。

お察しの方も居ると思いますが、まさかのレンガ敷き初体験は、お家の顔とも言える玄関口!これはプレッシャーが高い笑  万が一失敗した場合は、N様が玄関を眺めるたびに僕らの顔が浮かび……いやいや失敗は許されません!苦い思い出にしてはいけないと慎重に頑張りました!!

やはり目地が気になる様子…これ以降どこのレンガを見ても目地が気になって仕方ありません!

あっ、お尻から失礼します笑  目地の隙間を砂で埋めていきます。この時点でまだまだ1/3の作業が終わったところ。

たまに水平か確かめて、叩いて直しての繰り返し。なかなか作業が板に付いてきましたねー。

やっぱり汚れたワークウェアは格好良いですねぇ〜。

エプロンに使われているコットンツイルは、生地がしっかりとしているので重たいレンガが擦れても何のその。

その丈夫さを実証できたと思います!

N様に写真を撮ってもらったり。作業は重労働ながら楽しく進みます!ちなみ徳永が着ているのはButcher Apron のコットンツイル。グレーとカーキは、今回のような砂埃が舞う作業では汚れが目立たないというのも新たな発見でした!

いよいよ作業も終盤です。最後までみんなで力を合わせて慎重に慎重に…

最後の1ピース。

レンガを敷き終わった後は、水を撒いて表面の砂を綺麗にし、モルタルを固めていきます。もう間もなく完成〜。

ブッチャーエプロンはたすき掛けなので全く首が凝りませんでした!

ついに完成!じゃじゃーん!!!

アップで、どどーーーーん!!!か、かっこいいーーー!!

 

不思議です。それぞれ違った4人が手掛けたにも関わらず、このまとまり感というか一体感というか。気が付けばとても素敵な一つの作品になっていました。

プロ目線で見るとどうなのかわ分かりませんが、僕たちはもう大満足。

なんだか達成感と充実感で、この日は寝るまで幸せな気分でいっぱいでした!

改めてこんな貴重な体験をさせてくれたN様ご夫妻、本当にありがとうございました!きっと懐の大きいお二人の想いが詰まったお家は、なんとも居心地の良い素敵な空間になっていることでしょうね!微力ながら私たちもお手伝いできてとても良い経験になりました!次は何やりましょうね??また何かありましたらお声がけください!

 

泥のように眠った次の日の朝……

腰、いや全身が筋肉痛でぜんぜん動けない笑

やっぱり職人ってすごいですね。尊敬します!! MING 岩谷

 

今回のCOLUMNの中で着用していたエプロンは絶賛販売中ですので、興味のある方はこちらのonline shopもチェックしてみてくださいね。

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