気に入ったものはつい何着も集めてしまう。これだ！と思ったら揃えたくなってしまうとも言える。着やすくてお気に入りのシャツやセーター、インナーや下着、靴下、スニーカーやサンダル、軍パンやチノパンもそう。前にコラムで書いたカシミアセーターもその一つですが、何年何十年とこれを身につけていきたいと思うほど気に入ったものは、１着を酷使するのではなくって、２、３着をローテーションで着て１着を痛めつけないようにしている。自分の生活に欠かせないものだから大切に何年何十年も着ようと思っているからこそだ。
そういう理由だけでなはくて、無性に好きだからつい集まってしまったアイテムというものもある。それがこのギャザーたっぷりのブラウス。
これは私自身が長らく愛用しているギャザーのブラウス。そう、これはどれも同じかたちなのだ。これはTOUJOURSの定番的なアイテム “String Surplice Shirt” 。このスモックをこよなく愛用していて色違い素材違いで収集してしまっている。なんでこのブラウスが好きなのだろう?と考えてみたら、思い返してみれば学生時代、とあるブランドでこんな感じの紐付きのギャザースモックを一目惚れで買った時があった。それ以降とにかくずっとそのスモックを着ていたことを思い出した。18歳でその紐付きのギャザースモックに出会ってから今までずっと愛用し続けているということは、白シャツやジーンズやチノパン軍パンと同じように、このスモックは自分の中で欠かせないアイテムなんだと思う。という思いもあってMINGではこのトゥジューのギャザースモックを日々のスタイルに欠かせないアイテムとして展開をしたかったのです。
¥42,000+tax
size Free
color White
深めのネックと、襟、後ろ、肩、袖とふんだんにあしらわれたギャザー。それから襟元のストリング(ひも)。ギャザーたっぷりなのに可愛らしくなりすぎないのが嬉しい。それに紐がついている服ってなんだか惹かれる。シンプルでどこか男性的な飾り気のないようなアイテムを身につけることも多いけれど、やっぱりこういうギャザースモックにはいつまでも心惹かれるものだ。素材はコットンラミー素材。バフっとした何となくコシのある生地感。ラミー(麻)が入ると長く沢山着てもくたくたコタコタになりにくい気がしていて、綿の柔らかさと麻のちょっとシャリッとした感じがとても心地よい。洗いざらしで着られて、ここ北海道だと夏場もインナーにタンクトップを着て袖をまくるくらいがちょうど良かったりするので、私自身は一年中手に取るアイテムです。
ボトムスはもっぱらジーンズ、チノ、軍パンばかり。そういった無骨なパンツや普段のパンツにこのスモックをラフに合わせた感じが好きです。ベーシックなシャツ、ミリタリーシャツは日々に欠かせない日常着ですが、このスモックもぜひそういう気兼ねない１着として日常に取り入れていただきたいです。
ちょっと話は逸れますが、白は黄ばむから選ばないという方もいますよね。中でも襟元の汗染みはやむを得ない。これはあくまで個人的な感想ですが、気に入った白シャツこそ黄ばみにくい気がしています。それは着る頻度が高いから常に洗濯されているし、ちょっとした一手間も苦にならない。着て洗ってを繰り返すからタンスで眠ってしまうこともないし、日焼けすることもないし、気に入って沢山着ている白シャツは常に綺麗に白いな〜と我が家のクローゼットを見ても思うんです。方や、大切にしすぎた白シャツや長らく陽の目を浴びなかった白シャツは、久しぶりに着ようかな、なんて思ったら黄色くて着れなくてそっと見なかった事にしておこう..なんてことも以前はよくありました。今では白シャツは気に入ったものだけ、沢山着たいものだけ、沢山着れるものだけ。それからどうしても黄ばみやすいものは着る度にきちんとお手入れをしてあげたくなるようなお気に入りのものだけ、と心に決めています。
話は戻って、だからこそこのスモックも気兼ねない１着として日常に取り入れていただきたいのです。良い意味で繊細な感じがなくて、とっておきに、というよりはラフで気取らずに取り入れられるのが魅力なのです。
MING 徳永
※TOUJOURS / String Surplice Shirt(White)
→https://minghokkaido.thebase.in/items/58872690
※TOUJOURS / String Surplice Shirt(Indigo Blue)
→https://minghokkaido.thebase.in/items/58872760