COLUMN

新作の”Fly Front Utility Shirt”。前回ご紹介したようにリラックスできるシャツをという思いで製作に至ったアイテム。シーンを問わずに日常で取り入れていただきたいシャツですが、私たち自身が日々過ごす中でこういうシャツがあったら良いなという思いを詰め込んだシャツでもあります。つい手に取りたくなるような生活に馴染むシャツになることを願って..

それではスタイルサンプルをいくつかご紹介します。

僕は日頃から軍パン、チノパン、ジーンズの大体この３つのどれかを履いていることが多い。いわゆるワークウエアなので楽ではあるが、その分野暮ったさや土臭さもある。そこにさらに上にワークシャツを着てしまうと、かなりコテコテになってしまうというのが悩みの種でした。なので上品に見える今回のコーデュロイ素材はマストアイテムだと感じています。特に太めの野暮ったいパンツを履いて、比翼仕立てを生かしボタンを隠した状態でこのシャツを着ると、野暮ったいパンツと上品なシャツのメリハリが効いて絶妙なバランスになる。

インナーにヘンリーネックシャツ、ツナギを着たその上から羽織っても肩もアームホールもゆとりがあるのでもたつく感じもありません。シャツの上に羽織るもの、というとカーディガンだったりジャケットやカバーオールのようなアウターに近い感じのものもありますが、とにかく堅苦しくなく気軽に羽織りたいという思いがありました。例えばミリタリーシャツやブラウスのような、ゆったりとしたシャツの上にカーディガンを羽織るとなると少し無理があったりもして、ストレスなく着られる羽織りを自分自身が求めていたのです。

ただオーバーサイズでゆったりダボっと着ることができれば良いのかというとそうでもなく、あくまでも少し大人っぽくてゆるゆるには見えたくないという思いもあり。そこでこの素晴らしい生地に出会ったのです。

また私自身、普段は「黒」より「紺」を選ぶことが多いんですが、このコーデュロイ生地の黒は重たい感じがしない黒なので、いつもは黒じゃなく”紺色派”という方でも取り入れやすい気がしています。素材感も相まって、カジュアルすぎもなく、かしこまってもなく、そんな曖昧な感じの絶妙な黒です。

こちらはTシャツにジーンズにさらっと合わせたスタイル。こういうシンプルなラフな格好に合わせてもなんとなく大人っぽく見えるようなシャツというのが理想的でした。ネルシャツでもなくパーカーでもフリースでもなく。グレーはコーデュロイの畝が際立って、より素材の特徴を感じられると思います。

たっぷりばっふりと着られますがスカートやワンピースにもよく合いますよ。写真のスタイルは白のワンピースにMINGのFarmer Apronを合わせた淡いコーディネート。ウールコーデュロイ素材ですが軽いスタイルにも違和感なく合わせられるのが良いところ。

中肉厚な生地感は、シャツ以上ジャケット未満という絶妙な立ち位置なので、個人的にはミリタリーのスリーピングシャツやバンドカラーシャツの上から、シャツジャケット風に着てもらうのもおすすめです。特にこのグレーは柔らかな色合いの明るいグレーなので、チノパンや色の抜けたジーンズ、白いスニーカーなんかに合わせることで春らしいコーディネートも演出できると思います。

私たち自身このシャツができてからというもの、家でのリラックスタイムにはもっぱらこのシャツばかり。とはいえ仕事中も、出かけるときもこのシャツを手に取っているのですが、着れば着るほどに、日常に馴染めば馴染むほどに、派手さこそないですが”じんわり”と良さを実感していただける１着だと思います。

MING / Fly Front Utility Shirt
Color / Gray, Black
Fabric / Corduroy (wool 100%)
Size / S, M, L,
Price / ¥34,000+tax (¥37,400)
Made in Hokkaido

こちらのシャツは明日、2月19日(土)11:00〜 ONLINE SHOP にて販売を開始いたします。販売に先駆け、商品詳細はオンラインショップにも掲載しております。カートは明日11時からオープンとなりますが、ぜひご覧になってみてください。

※MING / Fly Front Utility Shirt
color Gray
→https://minghokkaido.thebase.in/items/59096114
color Black
→https://minghokkaido.thebase.in/items/59096088