COLUMN

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2023.01.27

型破りなトレンチコート

Trench Coat = トレンチコートといえばバーバリーやアクアスキュータムなど英国のトラディショナルなブランドが作るコットン素材でダブルのコートが定番だ。だが、今日紹介するトレンチコートは、英国ブランドにも関わらず、なんとも型破りな1着なのである。それが “Barbour “のトレンチコートだ。バブアーといえばここ数年で認知度が高くなり街でも格好良く着こなしている方をよく目にするようになった。定番アイテムのオイルドジャケットは、本来イギリスのカントリーサイドに暮らす人々の日常着でありアウトドアウェアーだ。その為、デザイン重視というよりも撥水性や耐久性 を重視している実用的な作りが特徴だ。

では、何が型破りかというと、そのラギット感溢れるオイルドコットン素材で、エレガントなイメージのあるトレンチコートを作ってしまっているという大胆さだ。なぜこのようなモデルができたのか想像してみた。おそらくこんな会話があったのではないだろうか?「バブアーの生地は雨も弾くし釣りや馬に乗ったりハーブを摘みに行くときなんかは最適だけど、街に着て行くにはちょっと野暮ったくはないか?素材はそのままに街中を悠々と歩けるようなコートを作ってくれないだろうか?」当時は街向きのコート=トレンチコートという認識が強かったのだろうと思う。あくまで予想だがそんな経緯でできたであろう異色のコートは、2023年の現在でも他に類を見ない1着だと思っている。

      

そんなバブアーのトレンチコートやロングコートを僕たちも日頃から愛用しているのだが、個人的にはベージュのトレンチコートへの憧れもあり、これまでに何度も鏡で合わせてみたりするがどうも照れ臭い。僕にとっては少々エレガントすぎてしまうのです。その点、バブアーのオイルドコットン素材のトレンチコートは、ワークやミリタリー好きな性に合っている気がしていて、程よく気の抜けた感じが気に入っている。もうそろそろ近づいてくる雪解けシーズンなんかは特に重宝していて、べちゃべちゃな泥水が跳ねてしまっても汚れが着かないし目立たなくおすすめ。


   
  

使い込まれていい感じにオイルが抜けてきた時の風合いは雰囲気抜群。必要に応じてオイルを生地に塗り込む事で、何度も撥水性を復活させる事ができると言うのもアナログな良さだと思うのです。バブアーではこのトレンチコートは80年代頃からあるモデルですが、当時は日本未発売のモデルだったそうで球数も少ない。なのでもちろん着ている人もあまりいなく、どこか優越感にも浸れる1着だと思うのです。まさに僕たちMINGのコンセプト、”道具のように使える洋服”というワードにピッタリとハマるこのトレンチコートを、今後も見つけられる限りセレクトしていきたいと決めている。岩谷

※ONLINE SHOP
・Vintage Barbour TRENCH COAT NAVY C38
→https://minghokkaido.thebase.in/items/71027777

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https://minghokkaido.thebase.in/items/71027804

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