COLUMN

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2021.06.07

素材がよいもの

素材が好き。お洋服を選ぶ時の一番のポイントはたぶん私は素材だと思う。お洋服だけではなくても、手で触った時の感じはとても大切だと思う。素材がよいものは、何の説明がなくてもウンチクがなくても手で触ればその良さがわかる。何かわからないけど肌がしっくりくる感じは、きっと誰もが持っている感覚なのだと思う。肌触りが良いものは、着る度に”これやっぱり良い〜”と嬉しくなるし、気分も良くなる。

数々の洋服ブランドがある中で、個人的に生地を触ったときに一番ウキウキするのがTOUJOURSのお洋服。冒頭の写真のストールは、10年ほど前にブランドのことは何も知らずに素材に惹かれて購入して、のちにTOUJOURS(トゥジュー)というブランドのものだと知ったお気に入りのストール。この10年何回も洗ってたくさん使ってきたけど、もっふりとしたボリューム感や滑らかなのに適度にコシのあるような麻がとても良い感じで、何年使ってもヘタらない。むしろ使えば使うほどに風合いも良くなっている。

コットン、リネン、シルク、カシミア、ウール、厳選された天然素材を使って作られるTOUJOURSのお洋服は、どのアイテムもまず抜群に手ざわりが良い。デザインやシルエットとかも勿論とても良いのだけど、個人的には特にトゥジューの素材感が好きで長年虜になっているのだと思う。フランス語で「日常」を意味するTOUJOURS(トゥジュー)のものづくりは、ミリタリーやワークウエアの要素があって日々の暮らしをより良く過ごすための洋服で、”もうひとつ同じものが欲しい!”と思うくらいお気に入りのものが沢山ある。

そんなお気に入りの中に特に夏になるとすごく活躍するものがある。それはトゥジューのビスコース素材のシリーズ。これは手ざわりがツルツルとひんやりとしていて夏にとても涼しい。手ざわり、見た目の可愛さだけではなく、これは実用性という点でもものすごくお勧めをしたいシリーズなのです。毎年夏が来るのが楽しみになるお洋服。出し惜しみして大事に大事に着るのではなく、ぜひとも快適に日常を過ごすためのものとしてたくさん活用して欲しい。お気に入りがゆえに大切にしまいこんで、結局日焼けしてしまったり虫食いに愕然としたり、そんなことを経てお気に入りこそ大事に沢山着てなんぼだと思うようになったのです。だから私はこのギンガムのセットアップもお気に入りだからこそ日常に沢山着ようと思う。

徳永

 

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