La Manual Alpargatera (ラ マヌアル アルパルガテラ) のエスパドリーユが入荷したので、今回はエスパドリーユにフォーカスを当ててみたいと思います。エスパドリーユの歴史は古く13世紀まで遡ります。ピレネー山脈 フランスとスペインの国境付近のバスク地方に起源を持つ履き物で、アッパーにはキャンバス素材そして語源となるエスパルトと呼ばれる黄麻で編んだソールを靴底に使ったものが一般的。もともとは海辺で働く労働者・農民・たちの間で履かれていたものであり、耐久性の高さからミリタリーでも履かれていました。
その後、エスパドリーユはビッグメゾンがランウェイで採用したことやハリウッドスターが愛用したことによりファッションとして認知され世界へと広がっていきました。こんなに多くの人々を虜にした理由は、ビジュアルとしての魅了もありますが、伝統が作り出す物としての奥行きやそれに伴った機能性があるからでしょう。
中でも1940年スペインのバルセロナにて創業したLa Manual Alpargatera (ラ マヌアル アルパルガテラ) は、創業以来職人の手作業と変わらないポリシーで数少ない本物と呼べるエスパドリーユを今でも作り続けている由緒正しきブランドの一つ。長い歴史の中にはサルバドーレ・ダリやラルフローレンなど著名人が数多く存在します。
まさに今回 MING でセレクトしているのが、ダリが愛用していたレース付きのモデル “Pincho” です。今ではスリッポンタイプなども多く見るようになりましたが、エスパドリーユの中でも最も古典的なデザインはこのレース付きのタイプであり、そのトラディショナルな佇まいに惹かれセレクトしています。
pants : vintage miritary
レース付きのモデルはとてもトラディショナルなデザインでありながら履き心地も◎ 現代のエスパドリーユはレース無しの簡略されたタイプが多く、すぐに踵が抜けてしまう為、小さいサイズを選ばざるを得えません。ですがこのタイプは少しゆったりとしたサイズを選んでもレースが足を固定してくれるので、足先がゆったりしたサイズ感のまま楽に履いていただけるのです。
pants : levis 501 black
Tシャツ＋ジーンズのようなシンプルな着こなしにも合わせやすく、難しくコーディネートを考える必要がないので、”いつも”の着こなしに気軽に取り入れて頂きたいアイテムです。
basket : suno&morrison
今回の入荷はメンズサイズがメインとなりますが、最小サイズは24cm位〜となりますので、メンズ・レディース問わずおすすめです。
エスパドリーユのように歴史的背景のある伝統的なアイテムを現代に自分らしく取り入れる事こそファッションの根底があると感じます。ぜひ皆様この夏は過去の著名人たちをお手本にエスパドリーユを取り入れてみませんか？
岩谷
La Manual Alpargatera / Espadrilles (pincho) BROWN
→https://minghokkaido.thebase.in/items/46191268
La Manual Alpargatera / Espadrilles (pincho) BLACK
→https://minghokkaido.thebase.in/items/46190907
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