20代、いやむしろ10代や子供の頃からあまりピンクを手に取ることは無かったけど、この数年ピンクがとても気になる。淡いピンクというよりはビビッと強めのピンク。今シーズンのTOUJOURSのシーズンカラー”Berry Pink”はまさに着たかった色。ピンクというとラブリーな感じがして、可愛らしくて女の子らしい色というイメージがあったけど、30代も半ばになり、今まで手にしなかった新鮮なハッとするような彩の洋服が着たくなってきた。結局落ち着くのは白、ネイビー、オリーブだけど、たまにはビビッドな色が着たいのだ。
好きなものは基本的には変わらないし定番としていつも着ている洋服はあるけど、定番だけだとおもしろ味がない。パッと気分が明るくなるようなワンピースや、お食事や旅行に着ていきたいと思えるとっておきの洋服は絶対に大切だと思っている。だから私は毎シーズン、その年の気分の色のものや、柄のもの、デザインに惹かれたものだったり、テンションの上がる洋服に出逢ったら買って良いと思っている。何でもかんでも可愛いから欲しいということもさすがに無くなって、「これ着たい!」と感じる洋服に出会う頻度も最近は少しづつ減ってきているけど、そう思える洋服に出会うとファッションの楽しさを改めて感じられるし、やっぱり洋服が好きだなぁ〜!とワクワクしてくる。いつどこにどうやって着ていこうと考えるのも楽しい。
羽織としてもブラウスとしても使えるTOUJOURS定番のかたち”Kediya Shirt”は、両サイドの細かなギャザーとカシュクールのデザインが可愛いブラウス。こういうブラウスにMINGオリジナルの無骨なパンツを合わせたバランスが好きで、こすけたネイビーにこのピンクがとっても相性が良い!
このブラウスの素材はスビンコットン。コットンの中でも特に希少で高品質なスビンコットンは綿花の王様とも言われているらしい。繊維が細くて長いので肌あたりがしなやかで柔らかくて、素肌にとっても気持ちが良い。インドカディも気持ち良いけれど、カディよりももっとサラサラしていて上品さがあるのが特徴的だと思う。繊細な見た目とは裏腹に意外にもスビンコットンは耐久性にも優れているので、一見繊細にも見えるコットンのブラウスだけどそこまで気にせずデイリーに着られるというのも嬉しい。
このベリーピンクのワンピースは、個人的に今シーズン密かに一番楽しみにしていた1着。目の覚めるような発色のワンピースを暑くて天気の良い日に1枚でサラッときたら可愛いだろうなとか、イージーパンツとサンダルで旅行に出かけたいなとか色々と想像していた。細かにギャザーがたっぷり入っているのに不思議と可愛らしくなりすぎない。白いボタンがとても際立って、肘にかかる袖丈の感じも良い。
夏になるのが待ちきれず、この間はさっそく上からスモックを重ねて着てみた。ちらっとこのピンクが覗くだけでいつも着ていたベーシックな洋服がまた違って見えて、なんだかとっても嬉しい気分になった。
このマドラスチェックも涼しげでとても可愛い。全体的にグレイがかったピンクは自然に取り入れやすくて、チノパンにもデニムにもとてもよく合うチェック柄。素材はコシのあるリネン100%でサラッと涼しげな手触り。こちらは前開きでも着られるので夏場の羽織としても万能で、袖口はゴムになっていて腕がすっきり見えるようになっています。この絶妙なバランスはTOUJOURSならでは!揺れ動くシルエットや落ち感、足捌きの良さ、どれもさりげないところなんですが、長く着たいと思える洋服にはこういう細かいところがポイントですよね。
暖かい日が待ち遠しい!そして長らくTOUJOURSの洋服を愛用してきた自分にとって、TOUJOURSの洋服と私たちMINGの日常のワークウエアを一緒に合わせて着られる日が来たことがとても嬉しい。
MING 徳永
TOUJOURS / Kediya Shirt
→https://minghokkaido.thebase.in/items/72788345
TOUJOURS / Half Bishop Sleeve Pleated Shirt Dress
→https://minghokkaido.thebase.in/items/72789320
TOUJOURS / Balloon Sleeve Shirt Dress
→https://minghokkaido.thebase.in/items/72788174