COLUMN

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2023.06.13

New Arrival!! Linen Winery Aplon

古き時代のヨーロッパのワークウェアには、リネン素材を用いたものが多く存在する。中でも作業服の代名詞 “エプロン”を語る上でリネン素材は、欠かすことのできない素材の一つと言っても過言ではないでしょう。

日本でリネンといえば、通気性の良さや涼しい素材としての認知が高く、”リネン =夏服素材” というイメージですが、リネン素材は人類最古の天然素材であり、人の生活を支えてきた繊維でした。特にヨーロッパは寒冷地が多いことからリネンの栽培が盛んで、古き時代の衣類はほとんどがリネンまたはウールで作られており、コットンで衣類を作り始めたのは長い歴史の中ではまだまだ最近のことなのです。私たちもヨーロッパのヴィンテージウェアを目にすることがこれまで多かったのですが、時には100年以上昔のジャケットが今でも着れるほどの状態を保ったまま見つかる事に大変驚いたのです!それからというもの、リネンの虜になり知れば知るほど、このリネンという素材には素晴らしい特徴があることを身をもって知りました。

 

リネン素材の特徴
コットンに比べ2倍の強度があり、さらに水に濡れることで強度を増します。リネンのシーツなどを洗った時に洗う前よりもゴワゴワと硬さを増すのは、リネン自らが収縮の力で繊維の密度を高くし再生しているからです。また、コットンの4倍ともいわれる非常に高い吸水率を誇り、通気性や発散性にも優れているため、濡れてもすぐに乾くという特徴を持ち合わせています。繊維自体の毛羽立ちも少なく、汚れが染みにくく、静電気が起きにくいので埃も付着しにくいなど、数々の利点が挙げられます。波を被り水に濡れる漁師や、台所に立つ料理人、屋外での作業が多い羊飼い、ミリタリーなど、きっとこれらの職業の人たちのユニフォームにリネン素材が多く使われているのはこう言った理由でしょう。

 

まさに、私たちMINGが作る日常のユニフォーム、エプロンには最適な素材なのです。これまでにリネン素材でのリリースを長らく検討していましたが、やっと納得のいくリネン素材に出会えたのでこの度リリースに至ります。

   

今でもmade in ENGLAND で織られているヘヴィーリネン生地。清涼感がありながらも無骨さを兼ね備えたクラシックな雰囲気は、ハードな作業に耐えつつエレガンスを放つファブリックでした。今週末より実店舗とonline shopにてリリース致します。

 

次回のコラムでは、実際にこのリネンのエプロンを使っている様子をお伝えしますので、引き続きお付き合いいただけると嬉しいです!

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