庭にとってもきれいな芍薬が咲いた。この場所に越してきて1年目の夏、どうやらこの家の前の住人の方が色々な植物を育てていたようで、庭には雪が溶けてからみるみるうちに色々な植物が顔を出して、季節が変わるごとに様々な花が咲く様子を、日々観察するのがとても楽しい。まんまるのゴルフボールみたいなつぼみからは想像できないような大輪の綺麗なシャクヤクが咲くことを知って、また一つ来年の楽しみが増えたのです。
ふと好きな洋服の組み合わせを考えてみると、芍薬の色合わせとよく似ていた。何年か前まで、いや、思い返してみると子供の頃からピンク色を手に取ることはあまりなかったけれど、ここ数年はピンク色の洋服や小物を手に取ることも増えて、特にこういう無骨なものとの組み合わせが好きになった。無骨なミリタリーアイテムをよく着るようになったからこそ、こういう綺麗な色物にも惹かれるようになったのかもしれない。
“ピンク”と言っても色々だけれど、このTOUJOURSのピンクのシャツワンピースがとても素敵で、普段あまりピンクを手に取らない方でも何だか自然に取り入れられる1着だと思うのです。
なんと言ってもこのシャツワンピースは後ろ姿が特徴であり魅力。しっかりと長さがあって、パリッとしたコットンポプリン素材はしなやかさがあって、下にストンと落ち広がるシルエットがとても綺麗。個人的には後ろに特徴がある洋服につい心惹かれてしまうのですがこのワンピースもまさにそんなアイテム。それからこの丈の長さも。
フロントのデザインはとてもシンプルで、それから着丈は身長162cmのわたし徳永が着てこの丈感。ピンクと聞くと可愛らしいというイメージもありますがこのライトで優しいピンクは可愛らしすぎなくて、ミリタリーパンツとの組み合わせがとてもしっくりときます。チノパンにもとってもよく合います。
しっかり長さがあるからこそ、パンツを合わせず1枚でシンプルに着たり、レギンスで足元をすっきり合わせてもバランスが良いと思います。ワンピース自体に存在感があるのでできるだけシンプルに。普段のカジュアルな装いに羽織りとして使うのも素敵なのです。このインナーに合わせたスキニーパンツも同じくTOUJOURSのアイテムですが、一般的なレギンスに比べて生地もしっかり堅さがあるので”見えても良い”安心感があります。レギンスほどインナー感がなくてこれもとても重宝しますよ。
ワンピースって単純に身にまとうと何だか気分が上がるのですが、特に暖かい季節になると1枚でさらっと着られるのが嬉しくて、それから涼しいパンツをインナーに合わせたり、時には羽織りとして重宝もするし、秋冬時期にはワンピースの上からスウェットやニットを合わせた着こなしも好きです。
夏の日差しの下でも着たくなるし、今日みたいな曇り空や雨の日にも、ピンクの洋服は気分を晴れやかにしてくれるような気がしています。立てば芍薬、まさに立ち姿、身にまとって颯爽と歩く姿に惚れ惚れしてしまうようなワンピースです。もうすぐ庭には百合の花も咲きそうです。
徳永
TOUJOURS / Back Wide Pleated Shirt Dress
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