COLUMN

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2021.09.07

ワンプレートの朝食

我が家に永島さんのアルミプレートがやってきてから、朝食のワンプレートスタイルが定番になった。食パンと目玉焼きとベーコンを焼いてワンプレートに盛ったら朝ごはんの完成。すごくなんてことないメニューなのだけれど、このアルミのプレートが食卓に並ぶとなんだか嬉しい気分になる。ある日はこのプレートにどさっとサラダを盛り付けてそれぞれ取り分けて食べたり、人数が多い日にはサンドイッチの具材をこのプレートに並べてみんなそれぞれ好きにパンに挟んで食べたり。朝食のスタイルは人によって様々だと思うけれど、とにかく我が家ではこのワンプレートが朝の食卓の定番になった。

前回のコラムにもあったように永島さんの工房に伺った際、実際に少し制作風景を見させていただいた。とにかく力強く木槌で叩いて成形していくのを目の当たりにして、一つ一つが形になるまでとてつもない時間と情熱が込められているんだなぁと手仕事の凄みを肌で感じた。それと同時に自分たちが永島さんの作るカトラリーやプレートに何故惹かれたのかが少しわかったような気もした。「傷なんかも気にせずにガンガン道具として使って欲しい」という思いで作られているからきっと、アンティークのような佇まいながらも道具としての力強さがあるように思うのです。

実際に使っていて気に入っているところは、丈夫さと使いやすさ。陶器でもなく磁器でもなく、アルミ素材のプレートは一見なかなか食卓に馴染みがないかもしれないけれど、傷がついてもそれもまた味になるし、そして何よりとても軽い。アルミなので落としても割れないし、だからこそキャンプなんかに持っていくのも良い。そんな少し雑に使うシーンにもぴったり。
それからカトラリーもとても使いやすい。やっぱり毎日のように使うフォークやスプーン、ナイフは、使いやすくて切れ味が良くて、手で持った感触が良い、というのはカトラリーには欠かせない点だと思う。永島さんのカトラリーは使い心地もとても良いし実用性の面でもおすすめしたいのです。”道具”としての魅力があるものだときっと感じていただけると思います。カトラリーこそ数多くたくさん買い集めるものじゃないような気がするので、こういう気に入ったものがあると日々の食事が豊かになるなぁと日々実感しています。

 

洋服だけじゃなくて、食器やカトラリーも、”とっておき” にするんじゃなくて、日々の生活を少し豊かに過ごすための道具として使いたいし、毎日のように使うものこそお気に入りのものを選んで長く使い続けたいと思う。大切にするあまり出し惜しみしてしまって日常使いができなかったり、ここぞという時に使おうと思って大切にしまい込んじゃって存在を忘れてしまうのでは元も子もない。(今まで何度か経験が…苦)
大事に大事にしまい込んで大切にするんじゃなくて、そのものを十分すぎるくらい長く、大切に使い続けたいなぁと思います。永島義教さんのプレートやカトラリーは日々の生活に欠かせないものとしてMINGになくてはならないアイテムのひとつだと思っています。

徳永

Yoshinori Nagashima
アルミトレー (M)¥13,000+tax
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ステンレスプレート¥9,000+tax
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